結論:チラシは「全部のせ」より「ひとつの言葉」で届きます
チラシやポスターは、たくさん書くほど伝わりにくくなります。いちばん伝えたいことを、ひとつだけ大きく置く。これが、いちばん大切なコツです。
あれもこれもと欲ばると、結局なにも残りません。
まず決める「だれに・なにを」
作りはじめる前に、二つのことを決めます。
- だれに — 子どもか、大人か、シニアか。読む人をひとりにしぼります。
- なにを — 体験レッスンか、新しい教室の案内か。伝えたいことを一つにします。
ここがぼやけると、言葉もぼやけます。読む人が「自分のことだ」と思える内容にしぼりましょう。
チラシに入れる7つのこと
つぎの7つがあれば、伝わるチラシになります。
- 見出し — いちばん大きく。読む人の心に、まず届く一文です。
- だれのためか — 「はじめての方へ」など、相手をはっきりさせます。
- どんな良いことがあるか — 上手になる、楽しい、など。相手の気持ちで書きます。
- 値段や時間 — かくさず、はっきり書きます。
- 顔や雰囲気がわかる写真 — 教える人の人がらが伝わると、安心されます。
- 場所と連絡先 — 地図・電話・SNS。来たい人が、すぐ動ける形にします。
- 最初の一歩 — 「まず体験から」など、つぎにすることを一つ示します。
見た目で気をつける3つ
中身が良くても、見た目で読まれないことがあります。
- 白い余白を残す — つめこまず、すき間を作ります。読みやすさが上がります。
- 文字は大きく — とくにシニア向けでは、大きな文字が親切です。
- 色は3色まで — 色を使いすぎると、ごちゃごちゃして見えます。
どこに置くと届くのか
良いチラシも、置く場所をまちがえると届きません。
読む人がいそうな場所を選びます。子ども向けなら、児童館や学校の近く。シニア向けなら、公民館やスーパー。だれに届けたいかで、置き場所が決まります。
お店や施設に置いてもらうときは、ひとことあいさつを忘れずに。
お金をかけずに作る方法
最初から、お金をかけなくて大丈夫です。
無料のデザイン道具を使えば、パソコンやスマホで作れます。見本の形に、自分の言葉と写真を入れるだけ。きれいなチラシが、手もとで作れます。
紙の印刷も、少ない数なら安く頼めます。まずは小さく始めて、ようすを見ましょう。
教えるときに役立つこと:チラシは「目標の場」への入口
チラシ作りは、集客の道具だけឯではありません。生徒さんに、成長の目標を見せてあげる入口にもなります。
たとえば、発表会のチラシを生徒さんと一緒に作るとします。すると生徒さんは、「ここに向けてがんばる」という目標を持てます。自分の名前がのる紙は、大きなはげみになります。
ここで大切なことがあります。これは、仕事を紹介したり、お金をかせがせたりする話ではありません。指導者が、生徒さんのために発表の場をデザインしてあげる技術です。
発表会・地域のイベント・録音の発表。こうした成果の場を設計してあげるのは、教える人の大切な力のひとつです。チラシは、その場を形にする道具になります。この設計の技術は、学んで身につけられます。
まとめ
チラシ作りは、むずかしい技術ではありません。だれに・なにを伝えるかを決め、ひとつの言葉を大きく置く。それだけで、ぐっと伝わります。
そして、その紙は、生徒さんの目標にもなります。
自分が教える道に向いているか、まずは適性診断で確かめてみてください。いまの自分に合う進み方が、きっと見えてきます。
よくある質問
- チラシには、どれくらい情報を入れればいいですか?
- 入れすぎないことが大切です。いちばん伝えたいことを一つにしぼり、大きく置きます。値段・場所・連絡先・つぎの一歩は、はっきり書きましょう。
- デザインが苦手でも作れますか?
- 作れます。無料のデザイン道具に見本の形が用意されています。そこに自分の言葉と写真を入れるだけで、きれいなチラシができます。
- チラシは、どこに置けば届きますか?
- 届けたい相手がいる場所を選びます。子ども向けなら児童館の近く、シニア向けなら公民館など。だれに届けたいかで、置き場所が決まります。
参考にした一次情報
- MUSEION 指導者育成プログラムの運営知見(成果の場の設計)

