発表会・オーディションを「生徒の目標」に設計する方法

やり方みお監修: 上野目 泰之6

生徒さんのやる気は、目標で変わります。発表会やオーディションを、成長の場としてどう設計するかを解説します。

生徒が伸びる人は「目標」を持っています

ただ練習するだけより、目標があるときのほうが、人は伸びます。「3か月後にこの場で歌う」と決まると、練習の意味が変わるからです。指導者の大切な仕事のひとつが、この目標になる場を設計してあげることです。

「成果の場」は身近にたくさんあります

大きな舞台でなくても大丈夫です。生徒さんにとっての目標は、身近にたくさんあります。

  • 教室の発表会
  • 地域のイベントやお祭り
  • オーディションへの挑戦
  • スマホでの録音や、弾き語りの発表

どれも、生徒さんが「ここに向けてがんばる」と思える場になります。

設計の4ステップ

  1. いまを見る — 生徒さんの今の力と、本人の願いを確かめます。
  2. 届きそうな場を選ぶ — 少しがんばれば届く場を、いっしょに選びます。
  3. 逆算する — その日から逆算して、練習の道すじを組みます。
  4. 伴走する — 当日まで、はげましながら寄りそいます。

やってはいけないこと

本人が望まない場を、押しつけてはいけません。また、力に合わない場を選ぶと、自信をなくす原因になります。主役は生徒さんです。指導者は、道を整える人です。

これは「仕事の斡旋」ではありません

ここで言う設計とは、指導者が学びの場を用意してあげる技術のことです。仕事を紹介したり、お金をかせがせたりする話ではありません。生徒さんの成長のために、場をデザインする。これは、教える力のひとつです。

この設計の技術を体系的に学びたい人は、指導者育成プログラムが土台になります。