# 日本語歌唱はなぜ難しい？
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Updated: 2026-06-06T15:42:48.364714+00:00
Published: 2026-06-06T15:42:48.364714+00:00
Pillar: 発声の科学・声づくり
Author: カンタ
Reviewed by: 上野目 泰之
Tags: 日本語歌唱, 発声, 母音, 子音, 発音, ディクション, ボイストレーニング, 歌詞
## Summary
日本語の歌は「のばす音・つまる音・はねる音」が声のながれをじゃまするためむずかしく感じます。しくみと、きれいに歌う3ステップをやさしく説明します。
## Article
## 日本語の歌は「のばす音」と「つまる音」が多く、ことばと声をきれいにつなぐのがむずかしいのです

日本語の歌がむずかしいのには、はっきりした理由があります。母音（あ・い・う・え・お、のばす音のもと）が5つと少なく、ひとつずつをきれいに出す必要があります。さらに「のばす音」と「つまる音」が多く、声をなめらかにつなぐのがむずかしいのです。でも、しくみがわかれば、ひとつずつ練習できます。

## なぜむずかしいのか、しくみを見てみよう

歌いやすい言語の代表はイタリア語です。イタリア語はことばのおわりが母音になることがとても多く、声が自然にのびます。

日本語も母音でおわる音が多いので、本当はのびやすい言語です。それなのにむずかしく感じるのは、つぎの3つの音があるからです。

- **のばす音（ちょうおん）**: 「おかあさん」の「かあ」のように、母音を2はく分のばす音です。
- **つまる音（そくおん）**: 「きって」の「っ」のように、音を1はく分とめる音です。
- **はねる音（はつおん）**: 「ほん」の「ん」のように、鼻にぬける音です。

この3つは、ふつうに話すときは気になりません。でも歌になると、声のながれをじゃまします。だから日本語の歌はむずかしく感じるのです。

## 具体れい：3つの音をどうあつかうか

**のばす音は、口の形を最後まで変えないこと**が大事です。「あー」とのばすとき、とちゅうで舌が動くと音がゆれます。同じ形のまま、しずかにのばしましょう。

**つまる音は、のどをしめないこと**が大事です。「っ」は声をとめる音です。このとき、のどに力を入れてとめる人が多いです。でもそれは声に負担がかかります。かわりに、舌やくちびるの形を一しゅんとめて表します。

**はねる音は、長くしすぎないこと**が大事です。「ん」は鼻にぬける音です。「ん」が長すぎると、まわりの母音まで鼻にぬけて、音がにごります。

## 手順：きれいに歌うための3ステップ

1. **ゆっくり読む**: まず歌詞を、メロディなしでゆっくり声に出します。のばす音・つまる音・はねる音の場所をたしかめます。
2. **母音だけで歌う**: 子音(かしらの音)を取り、母音だけでメロディを歌います。声のながれを先につくります。
3. **子音をおそく入れる**: 子音は、つぎの母音にできるだけ近づけて、おそめに入れます。こうすると母音が長くのび、声がなめらかにつながります。

このやり方は、プロもよく使う「子音をおくらせる」という考え方です。むずかしい曲ほど、この手順が役に立ちます。

## 教えるときに役立つこと

人に教えるときは、**「のどでとめない」を何より先に伝えてください**。つまる音やはねる音で、のどに力が入る人はとても多いからです。

伝え方のこつは、声ではなく口の形で説明することです。たとえば「『っ』は声でとめるのではなく、舌でとめる」と言うと伝わりやすいです。

高い音が苦しいときは、母音の形を少しだけ変える方法も教えられます。たとえば高い「ア」を、ほんの少し「オ」に近づけると、声が楽になります。聞いている人には変わったと気づかれません。

もし生徒がのどの痛みや強い違和感をうったえたら、無理に続けさせないでください。痛みや強い違和感があるときは、医療の専門きかんへの確認をすすめましょう。これは指導者の大切な役わりです。

教えることは、「うまく歌わせる」ことだけではありません。声を守りながら、できることを少しずつ増やす手だすけです。

日本語の歌のむずかしさは、正しい順番で練習すれば、ひとつずつ越えられます。声を教える仕事に向いているか、まずはセルフチェックで確かめてみてください。きっと、これからの学びの地図になります。

## 声の違和感があるときの線引き

声の痛み、声がれ、強い違和感が続く場合は、練習を止め、耳鼻咽喉科などの医療機関を受診してください。この記事は診断や治療を目的にしたものではなく、日々の学び方を整理するための読みものです。

## 執筆メモ

カンタは、合唱で隣の声を聞きながら音を合わせてきた経験をもとに、ひとりで抱え込まない学び方を意識しています。

読みやすくするために、この記事では結論、具体例、今日できる一歩の順に整理しました。

## 監修メモ

監修では、成果・収入・進路を約束する言い方になっていないか、声の違和感を一人で判断させる流れになっていないかを確認しています。迷う場面では、読者が無理なく学びを続けられる表現を優先しています。

## FAQ

### 日本語は母音が少ないのに、なぜ歌がむずかしいのですか？
母音は5つと少なく、ひとつずつをきれいに出せます。でも「のばす音」「つまる音」「はねる音」が多く、声をなめらかにつなぐのがむずかしいからです。

### 「っ」（つまる音）を歌うコツは何ですか？
のどに力を入れてとめないことです。声でとめると負担がかかります。かわりに舌やくちびるの形を一しゅんとめて表すと、声を守れます。

### 歌っていてのどが痛いときはどうすればよいですか？
無理に続けないでください。痛みや強い違和感があるときは、医療の専門きかんへ確認しましょう。指導者は、生徒にもこのことをできるだけ伝えてください。

## Sources
- MUSEION 声楽用語事典（発音(日本語)の章）

## Citation Guidance
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